読書日記

Ｇ.Ｗ二日目。
友達との映画の予定がキャンセルになったので、
今日は一日お布団でだらだら。。
ずっと読み終えてなかった『ウルトラ・ダラー』を
読み終えた。
元NHK記者の手嶋龍一さんという人が書いた偽札をめぐる
外交サスペンスフィクション。　　

職場の人が朝礼で紹介してたのを聞いて、
面白そうで借りたものの、序章はなかなか話も進まないし、
少し読んでは、別の本に手を出し〜のと、
なかなかサクサクと読み進められず…。
でもいい加減返さねば…という焦りもあり（笑；）
GWに入ってからやっと腰据えて読み始めました。
で、今日は話が進んできて、やっと一気読み、で、読了。
北朝鮮の拉致問題とか首相の突然の訪朝とか、
実際に起きた政治話が話にも絡んできて、
現実とフィクションの境目がわからなくなりそうだった。
このへんはさすが、元記者だなぁって感じ。
ありえる話かも〜と思えたり。
小説としては、すごく巧い！…とは正直言い難いけど
設定が面白く、
舞台にされていた歴史や外交関連の本とかを改めて読んでみたくなった。

で、昨日ヴィレッジバンガードで、気になって買ったのが
山下清『ヨーロッパぶらりぶらり』
裸の大将で有名な画家さんの旅行記。
なんとなく妹尾河童さん『河童が覗いた〜』シリーズと
同じような匂いを感じて
買ってみた。

『ウルトラダラー』読了後、用事があったので、
自転車で外出。
で、喫茶店に寄り道して『ヨーロッパぶらりぶらり』を読み始める。

「僕は〜なんだな」って言うドラマのしゃべり方は
デフォルメされた姿なのかと思ってたけど、
文章もほんとそんな感じ。
なんともいえない素朴さ、と変なユーモラスがあって、
すごく面白い。

で、も一つ。
個人的にびっくりした出会い。
買う時にちゃんと見てなかった表紙をみると、
北ホテル　近辺　という
絵が書かれてた。

北ホテル…
さっきまで読んでた『ウルトラダラー』終盤佳境のところで
重要な舞台として出てきたホテルだった。。
なんとか…という映画に使われたホテルで、有名は有名らしいの
だけど、私はさっき『ウルトラダラー』を読むまでは
聞いたこともないホテル名。

不思議な偶然。
本を読んでると、そんなことがたまにおこる。

本の神様　の引き合わせ…。。
こっぱずかしくて、人には言わないけど、そんなことを
思ってしまった出来事。