症候性てんかん その後①

火曜日と今日(木曜日)と夜に父の病院へ面会に行ってきた。

倒れた当日(日曜)は、会話が成り立たない、
情緒もかなり不安定…。。
気持ちが沈むようなことばかりでしたが、
少しずつ安心できることが増えてきました。

てんかん症状から2日後(火曜)

・救急で仮で運ばれた病棟から専門の脳神経内科の病室へお引越し
・昼間、先生と一緒にいつもの4点杖で少し歩いた。少しペースはゆっくりになっていたけど、ちゃんと歩けたよ。
お昼も自分で食べてはったよ。と母からうれしい報告あり。

私は夜7時過ぎに父の病室に到着

ベットの上に上体を起こしてくれたことに
まずほっとする。
(日曜は体を起こすこともうまくできなかったので…)

でも「元気なってきたやん」っといったら
「言葉わからへん、できひん…」と半泣きの顔で訴えられた。

それでも、母が家族の名前を書いてくれたノートを
父に見せて一緒に読んだら、ちゃんと読めてるし
義兄の名前が抜けていたので、、
私が義兄の名字書いた後、下の名前思い出せないふりをして
聞いてみたら、「●●」とちゃんと言うことが出来、
どんな字やっけ?と言ったら、ちゃんと名前を漢字で書いてくれた。

会話も通じてるし、漢字もひらがなも書けてる!
私はそのことにすごくすごくほっとした。

それでも、父にとっては
言葉を発すること、書くことなどが、
いつもより遅かったり、わかりにくくなっていたり…と
自分の中では違和感が大きくあるようで
やはり泣きそうな表情のまま。

「今回は脳出血再発ちゃうで、前の切れたとこが悪さして
起こった症候性てんかんって症状やってんよ。
ほかの人の体験談読んだけど、発作の後は一時的に
知り合いの顔がわからなくなったり、
文字が読めなかったり…でもみんなしばらくしたら元に戻ったって
書いてあったよ。
ちゃんと字も書けてるし、声も出てる。
今はいつも通りじゃないかもしれんけど、大丈夫!!元に戻るよ!!」
と父の目を見て明るい口調で説明をしてみた。

すこしわかってくれたみたいで、泣きそうな表情が
ちょっと緩和。

そのあとは、私は母の置いてくれてた晩御飯(お弁当)を食べながら
一緒にTVでサッカー観戦。

TVを見ている父の表情は、うつろな感じでもなく、
自宅にいた時と同じような感じに戻っていた。
それにリモコンもちゃんと使いこなせている。
すごくすごくほっとした。


てんかん症状から4日後(木曜)

・昨日水曜から言語と理学のリハビリが開始。


今回も夜7時過ぎに父の病室に到着

遠方にいる姉が父と話したがっていたので、病室から電話
スピーカフォンにして、三人で会話。

ここの病院食はどう?っと聞いたら
「おいしい!!」「おいしい!」と絶賛
(↑じっさいは微妙に呂律回ってませんが…)
私が一部通訳を入れつつだけど、
父の言葉数はだいぶ元に戻ってきたし、
会話はちゃんと成立するようになりました。

父は自分の中では違和感がまだ大きくあるようで
「できひん、わからへん」と言っているけれど、
悲しそうな表情にはなるけど、泣き出すまでにはなっておらず、
感情もだいぶ落ち着いてきたように思う。

姉も前回父と電話で話したときは、私と同じように
「できひん、わからん〜」と泣き声で訴えられたそう。。
私同様、父の泣き声にショックを受けていたので、
今日の父との会話でだいぶほっとした様子。

      • -

一週間くらいはこのまま入院して、
リハビリしながら様子をみるようです。

てんかん」という新たな後遺症が発生してしまったことは
すごくつらいけど、
ちゃんと脳神経専門の科がある病院に運ばれ、
脳波やMRIなど、倒れてから一年後の今の現状を
ちゃんと検査してもらえたこと。
専門の病院でのリハビリを受けることが出来ること。
こういった機会を得ることが出来たのは良かったのかなと思ってる。

急性期の病院は脳神経科はあるものの、先生も2名だけで
かなり規模も小さかったし、
回復期リハビリ病院は言語療法士や作業、理学療法士の方の
リハビリはすごく良かったけど
そもそも脳専門の科がなく、担当の医者は腹痛の対応や血圧管理といった
内科的なこと?はされるけど、一応いるだけという感じ。。
脳出血の後遺症のことや、高次脳機能障害について聞いても
まったく詳しい返答はなかった。

自宅に帰ってからは介護保険に切り替わり、
普段は薬はかかりつけ病院(風邪とかでいくような内科町医者)で
高血圧の薬をもらっているだけ。

再発する可能は大丈夫なの?
そもそも今の父の状態は、失語、片麻痺だけなの?
高次脳機能障害はあるらしいけど…ちゃんとした説明受けていない。。
認知症の可能性は??
専門の病院でのリハビリを受けた方が
体はもっと動きやすくなるんじゃないかな?
などなど、わからないこと不安に感じていることも多かった。


ちゃんとした専門病院に入院したこの機会に
父の現状について、先生から話を聞く機会を作れたら
…と思ってます。


長かった1週間。
母も疲れたまってるだろうから、心配。
父もだけど、母もちゃんと見守ってね。と
天国の祖父母にお願い。

このまま良い方向に向かいますように。


私も後一日、仕事頑張ろう。