読後記『キネマの神様』

久々の一気読み本。
原田マハ『キネマの神様』ちょっとだけ読むつもりが、本閉じれなくなって、マクドで三時間(^_^;)
学生だらけの喧騒の中
読み耽ってた。

原田マハ
数年前から名前は知ってたけど、
名前から勝手に今時のケータイ小説系の若い作家さんでしょ。
と思い込んでた。。

それが読んでみたいってなったのは、
新聞のインタビュー記事で作家の原田宗典さんの妹さんだってことを知ったから。
年も若くないし(失礼笑)社会人時代のキャリアも興味深かった。

原田宗典さんのエッセイ
中高大学とよく読んでたんよね。
おしゃれな…、気取った…なんて形容詞は絶対つかない、電車で読むのは厳禁!な吹き出してしまうエッセイ話。
あの原田さんの妹なら、
オシャレ〜なだけの話にはならんだろう、と妙な確信。

…とまぁ、前振りが長くなったけど、
読んでみての感想。
堪らなく映画を見たくなる、
ほんのりあったかい気持ちにさせられる素敵な話。

ご都合主義的な展開はあるけど、(80のおじいさんが、最初っからこんな長文打てんし…とか、ね)
でも、これは物語だからいいんよ〜と許容してしまう。夢物語ではあるけど、それを突っ込むよりは、この素敵な夢物語にどっぷり浸ってたいと思わせられる本。
登場人物の誰もが憎めなくて、いとおしい。
映画は旅だ…って言葉が出てくるけど
素敵な小説もしかりだよね。
あったかな余韻に浸り中。